将棋初段取得のための終盤勉強法
こんにちは、居飛車党のエバンスです。初段取得のためにどのように終盤力を鍛えるのが良いのか御紹介したいと思います。
終盤とは
厳密な定義はないように思いますが、駒がぶつかり始めてアドバンテージを稼ぐ(飛車先を突破する・成り駒を作る等)のが中盤だとすれば、それ以降の相手玉を詰ましにかかるのが終盤になります。
大事なこと
相手に自玉が詰まされるよりも、「一手早く」相手玉を詰ますことです。自玉が攻められていても相手玉を一手早く詰ませば勝ちなので、速度を重視した手を選択することが重要になります。
勉強方法
詰みの形を知る
一間龍(イッケンリュウ)やそれを活かす送りの手筋、また、矢倉崩し・美濃崩しといった出現頻度の高い囲いを壊滅に追いやる方法を丸暗記しましょう。
どんな本でも良いと思いますが、私が初めて終盤の勉強するために購入したのは ↓ の本でした。2006年出版。。。笑
最近だとここらあたりが良さそうでしょうか
また、手筋云々の前に、終盤の指し方(方針)自体がよくわからないという方は、↓ の本を読んでみると終盤では何を優先すべきなのか理解が深まると思います。
受けなしにするために
初段が間近になってくると、相手も自玉の詰み筋がわかってくるのでそれを防いできます。こうなると直接詰ますというよりは、相手玉を受けなし・必至に追い込む、という指し方が必要になります。「王手は追う手」や「玉は包むように寄せよ」というのは、まさに相手玉は受けなしに追い込むべし、という格言ですね。
私が実際に読んで、大きな効果を実感したのは ↓ の書籍です。少し難しめの本ですが、もうすぐ初段という棋力はあるが終盤に難ありという方には、強くオススメできます!
詰将棋
サクサク解けるレベルの問題を多く解くのが良いと思います。初段を目指すのであれば、まずは3手詰みをしっかりと解けるようにする、物足りなければ5手詰みというのがセオリーだと思います。7手詰めを迷わず解けるという方は、既に終盤力は初段以上のレベルだと思います。 詰将棋でオススメの棋書というのも難しいですが、とりあえず有名どころを載せておきます。
まとめ
初段になるためには、優勢の将棋を波乱なく勝ち切る・劣勢の局面から逆転するための終盤力は非常に重要です。終盤を勉強して、寄せの手筋で相手玉を一気に詰ます爽快感、ジリジリと相手玉を必至に追い込んだ時のしてやったり感を是非味わってみてください!